z

安さをアピールするジムには気をつけて!

こんにちは!ボディメイクプラスワンのヨシダです。
最近は月額固定!や安さをアピールするパーソナルジムが増えてきましたが、手軽さとは逆に注意する必要があります。

 

さて、今回のタイトルですが、どんな業界にも超がつく高級、高額な商品や商材を提供するメーカーがあります。超高級ブランドですね。それと同様に、激がつく安い商品や商材を提供、またはアピール(高品質をアピールしても、高額をアピールする業者はあまりいませんよね)する業者がいます。激安って奴ですね。

高級な物にはそれなりの訳がありますよね。制作費や運搬費等経費的な物や、ブランディングによるイメージ、そしてもちろん品質。逆に、激安な物にもそれなりの戦略がありますよね。薄利多売、経費削減、自由競争、流通ルートの短縮、あかん方で言うと無資格者の雇用とか。

どれも企業努力のたまものですよね。それで経営が成り立つのでしたら。

しかし、こと、パーソナルジム関係で言うならば、激安のビジネスモデルはかなり難しい、と言うか怪しい部分があります。

なぜなら、ビジネスで売値を下げると言う事は、経費を下げると言う事に他ならないからです。経費を下げると言うと、テナントの家賃(目に付きにくい、交通の便が悪い、地価が安い地域)機材の選別(安物のマシン)、広告費、そして人件費。これらの中でテナントの家賃は人の流れに直結しているので、安くすると人が来にくくなる可能性があります。機材は購入なら支払時だけですが初期導入費がかかります。リースの場合は初期導入費は下げれますが払い続けないといけません。固定費です。広告費は私も痛感しましたが、そもそも認知してもらわなければお客さんに来てもらう事は出来ません。むしろビジネスが上手な人程ココにお金をかけるようです。では、あと何か変更できるとすれば人件費だけです。しかし人件費を安くすると言う事はイコールスタッフの給料が安いと言う事です。

また、これらとはそもそもの視点が変わりますが、広告では激安!と、言っていながら、実際に言って話を聞くと、その値段は週に一回だけしかも30分、あと入会金、会員登録費、管理費、サプリ代等で最初と全然違う金額で、”聞いてないよ~!”って所もあるようです。激安と言っておきながら激安じゃ無いと言う、いわゆるエステや英会話教室とか、特定継続的役務提供関係でよく問題とされる事がある話です。(真面目にやってらっしゃるエステシャンや、英会話教室の人すいませんm(_ _)m)これらはそもそも激安のビジネスモデルじゃ無いですよね。

そしてジム関係で激安ビジネスモデルで一番困るのは、薄利多売になることです。物を売るのでしたら、薄利多売でも大量に仕入れて大量に販売すればそれで利益が出るのですが、パーソナルのジムの場合、時間を商品にしている以上薄利多売には限界があります。そして、お客さんをとにかく大人数来ていただいて、いわゆる”客を回す”事がメインになってしまいます。

そうすると一人のお客様にエネルギーをかけることが難しくなります。スタッフの消耗が激しい、消耗が激しいため、どうしても画一的になりやすい、と言う事です。また、先程書いたように人件費が安い=スタッフの給料が安い、で言うと経験を積んだスタッフ程、より給料の良いところへ移っていきます。もしかしたらお客さんを引っ張って独立するかも知れません。そうすると新たに給料が安くてもかまわない経験値の少ないトレーナーが入ってくる。と言う事でいつまで経っても店舗のクオリティが上がらないシステムが出来上がります。これは、その店舗のオーナーはそれでビジネスが成り立つのならかまわない話になりますが、肝心のお客様側からの都合としてはあまり良い事では無いと思います。オーナーは金が稼げたら良い、トレーナーは経験積めたら良い、お客様は・・・安いから良い?

ですが、安くても肝心の品質が悪ければまったく意味が無いですよね。お尻のエクササイズと言いながら太ももがパンパンになるトレーニング指導されたと言う話はしょっちゅうあります。

また、トレーナーには明確な国家資格はありません。
一番行政に近い資格が、日本スポーツ協会のアスレティックトレーナー、
健康・体力作り事業財団の健康運動指導士、健康運動実戦指導者になるかとは思いますが、
どちらも資格を取るには結構な時間と費用がかかります。
その他の資格は(厳密には上記の資格も国家資格ではありません)いわゆる民間資格で、レベルの差はかなりあります。

また、業務独占(この資格が無ければこの業務でお金を稼いではいけない)や、名称独占(この資格が無ければこういう名称を使ってはいけない)でもないので、ある日、トレーナーになりましたー!と言う事が出来てしまいます。
で、もちろんそういうことがまかり通ると、問題が起きます。

個別トレーニングで事故多発 6年間で209件、重傷も―消費者事故調

”消費者庁 パーソナルトレーニング” で検索していただくとこのような事故の案件が結構あります。

また上の記事はケガの話ですが、契約上の金銭的なトラブルもあるようです。

 

もちろん安かろう悪かろうとは限りません。が、ビジネスモデルとして考えたら普通はそうなります。品質に自信があるなら値段上げたらええやン!ってだけです。品質が良いなら値段上げてもお客さんは来るわけですから。

こういうのは大抵、後発の業者が無理矢理業界に食い込むためにやるパターンです。同じような業者と比較広告で、ウチはあそこよりも安い!だから来てね♡って事ですね。
実はこういうスタイルは整骨院でも普通にあって、どこどこが20分マッサージするならウチは30分マッサージしろ!とか。技術では無く完全な体力勝負。消耗戦です。患者さんは一見得してるようですが、身体のために学習することも無く、実際は誰も得しません。

または、ミッションとして”私たちは良い物を皆様に知ってもらいたいのです!地域に貢献したいのです!”って言ってる所も有るかもしれません。ただ、そういう所のほとんどはオーナー、または社長が現場にいない、トレーナーとして働いていないはずです。自分が働かずに人を雇っていたら良いのだから何とでも言えます。逆に本当に現場で他のスタッフと一緒にそこにいる、スタッフ達も辞めずに何年もそこにいるのでしたら、そのミッションは本物だと言えるでしょう。トップの想いはスタッフにはちゃんと伝わっていますから。

と言う事で、高けりゃ良い!安かろう悪かろう!とは言いませんが、ある程度の料金がその業界にとってスタンダードになっているのには訳があります。激安がスタンダードではありません。激安という事はどこかに、誰かが無理をさせられているという事です。東京の銀座にある吉野家の牛丼が360円で食べれるっておかしいと思いませんか?普通のビジネスならあり得ませんよね?つまりそう言うことです。(まぁ、直営でしょうからこの店の売り上げが悪くても吉野家全体としては良いでしょうが)

と言う事で、高くは無いけど安くも無い、ちゅーと半端やなぁって言われたら返す言葉が無い、
ちゃらんぽらんみたいな(昭和の漫才師です・・・)トレーニングはちゃらんぽらんでは無いつもりのトレーナーがいる、ボディメイクプラスワンはここ!

 

では~(^_^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です