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意識高い系の落とし穴

こんにちは!ボディメイクプラスワンのヨシダです。

今回のタイトルはちょっと煽り系入っちゃってますが、何だかなぁって思ったのでちょっと書いてみます。

当施設にはいろいろな方が来られます。経験値で言うと全くの初心者の方、大会出場の為のポージング指導を受けに来られる方、アスリートの方、環境で言うとご近所で自転車でいらっしゃる方、車で来られる方(予算的には問題ない方が来られるのですが、時間的&環境的にビジネスタイムには空きが無かったり車種の関係で立体駐車場に入れない等、提携駐車場が無くて申し訳ありません・・・)、そして電車でお越しいただいている方・・・

そんな中、既にそれなり(と言うよりむしろ素晴らしい)環境でエクササイズされていらっしゃる方が来ていただきました。
初心者の方なら最初からウチのシステムでエクササイズをしていただきますが、既にエクササイズをされている方の場合、今までの経験をチェック、そこからその経験を流用してエクササイズをしていただく方が効率が良いので(逆に今までの動きにエラーが多いと書き換えるのに手間取るときも多くあります)エクササイズされている店舗をお聞きすることがあります(そのジムが良い悪いでは無く、そのジムの設備上機材を使っていると影響を受ける部分があるからです)
しかし、今回施設をお伺いしてチェックしたところ、機材的には問題が無いというより、むしろ素晴らしい設備だなぁと関心(上から目線風ですいません・・・簡単に言うと有名ブランドで固めているのですが個人的見解で同一ブランドで固めているのは結局良くないと思っているからです)したのですが、

内装の写真を見たところ、女性エリアの所に、女性が経験するネガティブな感覚を言語化(英語)してそれを壁に書き込んでいました・・・

お腹空いた・・・
疲れた・・・
重い・・・
出来ない・・・
後で・・・
難しい・・・
来月から・・・
等々・・・(全て英語です)

で、それらのネガティブワードの上に、あなたは出来る!(意訳)って書いてある。

多分、企画した人の意図は、”と・・・いろいろな気持ちの中で辛いだろうけどそれらを乗り越えたあなたは素晴らしい!”(だからウチでトレーニング頑張ってね)って事だと思うのですが、

そもそも人間は脳内で言葉(思考)を否定するのは苦手です。出来ないと言っても良いと思います。
界隈でよく言う例え(心理学関係は海外からが多いので)ですが、ピンクの象を想像しないでください!と言われたら真面目に受け取ってしまうと、ピンクの象を想像してそれから否定すると言う流れになります。そんな事無い!って方がいらしたら、お腹が超減ってるときに、おいしーい焼き肉(焼き肉で無くても好きな食べ物を想像してください)を想像しないでください!と言われたら言われた時点で想像しちゃいますよね。。。

つまり、してはいけないことは、わざわざ想像して我慢するよりもそれ以外の楽しいこと、出来ること、やるべき事を考えるべきなのです(注 このあたりの思考的指向は、先天的な部分もあるでしょうし人生の中で生存していく戦略として獲得していく部分もあるのでだからダメ!って言うわけでは無いと思います。あくまでそうある方が人生は好転しやすいよね、って話です。環境によってはそう言う考えだと逆に苦しい方も多々いると思います)。

実際に結果を出してる人間の多くはそんな事考えるより、どうしたらよりパフォーマンスを上げられるか?現状の課題を克服できるか?そこにフォーカスしてるはずです。

コレをわざわざ書いたり、それを乗り越えてるアピールしてるのは個人的には意識高い系と思ってしまいます。
それ言ってる暇あったらもっと上目指せるやろ。と。

以前、僕がお世話になっていたJCCA(日本コアコンディショニング協会)の会長が別個に立ち上げてる(と思います)ペップトーク協会の方が仰ってた言い方で言うと、廊下は走るな!ではなく、廊下は歩け!とか、低めのボールを打つな!ではなく、高めのボールを狙え!みたいな感じです。

個人的にはナイキが以前使ってた、Just do it!(やれ!)と、アディダスの使っていた、Impossible is Nothing(不可能は無い!)が対照的だと思います。

って事で、危険予測が得意なのは農耕民族の美徳ではあるのですが(天候等予測しておかないと死んでしまう)無駄にネガティブワード(特にダイエット関係。健康関係の危険予測はむしろ農耕的予測と近いと思います)で煽るのは業界的(ちゅか個人的)にやるべきでは無いと思います。

って事で、嫌なことより楽しいことを考えてるつもりなのにオチを考えてしまう、大阪特有のトレーナーのいる、ボディメイクプラスワンはここ!

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