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急げ!ポージング!

こんにちは!ボディメイクはお任せください!ボディメイクプラスワンのヨシダです。
さて、タイトルに書いたポージングって言葉ですが、一般的には写真を撮るときに皆さん多かれ少なかれポーズを取られると思いますが、ここで言うのはそれも含めてですが、おもにボディメイク系コンテストに出場された時にステージ上で審査員に評価してもらうときに取るポーズのことを言います。

で、今年はボディメイク系コンテストの団体が増えたこと、団体ごとのカテゴリーも増えたことも合わせて試合の開催数が劇的に増えたようです。もちろん新型コロナが5類に変更になってそれらのコンテストの規制が緩んだことも大きな理由になると思います。

で、ボディメイクプラスワンにもポージング指導の依頼が数人来ていただいております。
(ウチは特にポージング指導してます!とまでは売り出していませんがお話を聞かせていただいて納得していただけるようでしたら受けさせていただいております。ただ、公式トレーナー以外のセミナーや講師のレッスンを受けた人間は処分の対応?になると謳っている団体もあるようなのでそういう団体に参加される方はご注意ください(個人的にはドーピング問題以外に関してはどんな理由を付けたとしてもそれって単なる選手の囲い込みにしか聞こえないのでちっちゃい話やなぁって思いますが))

で、ほとんどの方に言えることがいくつかあるのですが、
ポージング練習を始める時期が遅い&練習時間が少ないかと思います。

コレは僕もそうだったのですが、初めて出場する方はポージングってそんなにしんどいものと思っていない方がほとんどです。またこんなに難しい!と思ってる方も少ないと思います。


トレーニングの場合、エクササイズを5-15レップスぐらいを1セットとして、数セットを行う方が多いと思いますが、その場合、1セットを40-60秒程度かけて行うと思います。そのエクササイズ中、エクササイズ種目にもよりますが全身を常に緊張させると言うことはほとんどありません。動きの中で緊張させる筋肉と弛緩させる筋肉が発生します。腕を曲げる時に腕を伸ばす筋肉が緊張していたら腕が曲がりませんからね(厳密には関節を安定させるために完全に弛緩はしないですが)
しかし、ボディメイク系のポージングは動きを止めた状態で筋肉を緊張させるため、腕で言うと肘を曲げる筋肉と伸ばす筋肉を同時に緊張させます。しかもそれをほぼ全身で同時に行います。

脚の前後(&内側や外側)、背中を緊張させながら腹直筋、外腹斜筋、肩、腕の筋肉、その他を緊張させながらバランスの良い位置でポーズを決めるのです。それをフルパワーでやりながら基本は笑顔で行うのはかなり大変です。最近は舞台上で見栄えを良くするためのカラーリング(身体に色を塗る)がOKになってきていますが、カラーリングをしていなくても舞台でキラキラ光ってる選手がいます。コレは舞台裏でパンプアップ(予め舞台裏で筋肉を張らせた状態にする準備運動)をしているのもありますが、舞台上では常にポージングをしているため非常にエネルギーを使うので汗をかいて汗がライトに反射して光っているからです。オイルを塗っていると思っている方もいらっしゃいますが、原則オイルの使用は禁止です。

と、ポージングはとても体力が必要なのですがコレを、試合が近づいてから覚えようとすると体力的に結構キツくなります。減量を開始する時点で、普段のトレーニング、カロリー制限、有酸素運動(必要な人の場合)、タンニング(日焼けの事です)等の時間とエネルギーが必要になります。それにポージング練習となると集中力をキープするのが大変です。

また、初出場の人にとって、ポージングを覚えるのは新しいエクササイズを覚えるのと同じくらい頭も使います。これは、一般的な人間の力の入れ方とポージングの力の入れ方は全く違うからです。

一番わかりやすい例で言うと、ダブルバイセップスというポーズがあります。
両腕を横に上げて両手の力こぶを見せるガッツポーズ見たいなポーズですが(超ざっくり言ってます)ほとんどの人の場合肩に力が入って肩が上がる、力こぶにも力が入りすぎて腕の幅が小さくなってしまいます。一番わかりやすい言い方だと、ボクサーが試合前のフェイスオフ(試合前に軽量をして対面写真を撮ったりするときの会見)でやるガッツポーズです。

この様なポーズが典型です。ボクサーの方が見せ方を覚える必要は全く無いので無問題ですが、見せ方で言うなら、肩が上がって胴長に見えてしまいますよね。力こぶにも力が入るため肘が鋭角に曲がってしまい、逆に上半身が小さく見えてしまいます。(肖像権的に怒られたら削除します(^_^;)
このポーズを見栄え良くするには、逆に肩の力を少し抜いてむしろ広背筋を緊張させて肩を下げ、肘を左右に押し出しながら肩甲上腕関節を外旋させ肩甲骨も広げて上腕二頭筋の長頭も見えるようにします(この辺りは文字だけだと何が何だかってなりますが実際触りながらでないと難しいです)。
実際にはコレに下半身のポジションやカット出し、ジャッジに見えやすくするためのポジショニングも入ってきます。

と、一番有名なポーズ(だと思います)でもこんな風に奥が深いです。

また、試合が近づいて、実際に減量が進んでからポーズを見させて頂くとポーズの癖から普段のトレーニングの癖も見えてきます。
典型なのは僧帽筋に緊張が入って逆に広背筋下部に力を入れるのが苦手な方がとても多いです。
コレは、広背筋下部に刺激を入れやすいマシンが少なかったり(逆に背中のマシンで僧帽筋に効いてしまうデザインの物が結構多いです)、我流でエクササイズされていらっしゃる方(特にYouTubeを参考にしてる方)に多いかと思います。私自身、元々いろんなエクササイズをする中で肩に効きやすい癖があったので、いかに肩に効かせずに他の部位に効かせるか?を意識していたので難しさは分かります。

で、実際に広背筋の下部に効かせるポイントを掴むとポージングでも広背筋下部を緊張させた状態(&背中を広げた状態)で腕を上げることが出来る様になりました。

ですから、試合に出ると決めたり、考えたりされているのでしたら、むしろ減量を開始するより先にポージングの練習を始めるくらいの方が結局トレーニングの質が上がる、身体に疲れが溜まっていない状態でポージングの基礎をつかめる、とトータルで結果に繋がりやすいと思います。

特に脚のカット出しと胸郭を広げる&胸椎の伸展は相当意識してやりこまないとステージ上でほぼ間違いなくバテてポーズを取れなくなります。脚のカットはある程度絞れたら、ほとんどの人が言われたらカットを出せるようになるのですが身体に覚え込ませないと上半身に意識を持っていくとすぐに抜けてしまいます、また年齢や普段の姿勢などにも影響されますが胸郭や胸椎が硬くなっている方の場合、せっかく筋肉が付いていてもその筋肉を大きく見せることがで来ません。
特に、リラックスポーズと言われる自然体(全然自然体じゃないんですけどね(^_^;)のポーズで圧倒的な差が出てしまいます。フロントラットスプレットというポーズでも肩甲骨を広げながら胸椎の伸展が出来ないと肩が前にひっつまった様なポジションになってしまいサイズ感や雄大なイメージになりません。

普通に立っている状態です。

胸郭を広げながら胸椎を伸展させた状態です。

横から見た写真(胸郭を広げていない)

胸郭を広げて胸椎を伸展させた状態。

比べて頂くと分かりますでしょうか?(特にパンプアップさせたりはしていません)
女性の場合、よりくびれを強調させるのに背骨の柔軟性が大事になってきます。
と言うことで、もし舞台に上がることを考えていらっしゃるのでしたら、より舞台にフォーカスした戦略を考えなければなりません。

腕を1cm太くするのは大変ですが1cm太く見せるのは簡単です!
見せ方を考えると効かせ方も見えてくる!ポージングを試して見ませんか?

ポージングはオススメしますが、インスタ映えの写真は撮れないトレーナーのいる、
ボディメイクプラスワンはここ!

では~(^_^)/

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